【はじめての家庭菜園】最低限必要な道具はコレ!おすすめを一覧にまとめ、使い方も解説

家庭菜園 最低限 必要な 道具

自然栽培で家庭菜園をやっている、ののの農園( @nononofarm) のかとうまさやです。

かとうまさや
かとうまさや

近頃は家庭菜園が流行っていて、貸し農園もビジネスになっているようですね。

市民農園も満席でキャンセル待ちのところが多いとか!

キャンプとか登山も流行っているようですし、時代の流れとして自然への回帰が日本人に芽生えているように想います。

さて、そんな時代ということもあり、『これから家庭菜園をはじめたい!』と思う人も多くいることでしょう。

しかし、はじめてだと何を揃えればいいのかわからない!

そういう人が多いと思います。

そこで、本記事では、

  • 家庭菜園初めてでどんな道具を揃えればいいのかわからない
  • とりあえず必要最低限の道具だけ知りたい
  • まとめサイトじゃなく実体験をもとにした記事を読みたい

そんな風に感じている人に向けて、書きました。

かとうまさや
かとうまさや

ぼくは、元農家で現在も家庭菜園を続けているので、現場の生の声をお届けできます。

本記事では、家庭菜園に最低限必要な道具を一覧にしてまとめています。

この情報が、あなたの家庭菜園ライフをより充実させるためのお役に立てれば嬉しいです!

 

家庭菜園をやるのに”最低限”必要な道具一覧

まずは、見やすくするために家庭菜園をやるのに最低限必要な道具を一覧の表にしました。

ざっくりと道具を知りたい人は、こちらを確認ください。

もっと詳細を知りたい人は、読みすすめてください。

1 手袋 軍手よりも作業用の手袋がおすすめ
2 最低1本、余裕があれば3本欲しいところ
3 三角ホー 立ちながら除草できます
4 畑の土質に合わせて平鍬か3本鍬のどちらかの1本を必要、両方あるとなお良い
5 レーキ 草を集めたり、畝や畑を平にするために使います
6 スコップ・シャベル 芋類やゴボウなどの根菜類を掘るのに使います
7 帽子・ニット 春夏はつばのある帽子、秋冬はニット帽がおすすめ
8 長靴・足袋・防水スニーカー 長靴1つあれば年中使えますが、暖かい時期は足袋があると動きやすく便利です
9 支柱 野菜を支えるために使います
10 トンネル支柱 防虫ネットで畝を覆うための支柱
11 防虫ネット 無農薬栽培には必須の虫除けネットです
12 パッカー 防虫ネットなどをトンネル支柱に留めるために使う道具
13 ダブル杭 防虫ネットの両端を止めるのに使います
14 ハサミ 収穫するときに使います
15 コンテナ 収穫物を入れたり、道具入れ、裏返して椅子にもできます
16 メジャー・巻尺 畝と畝の長さや野菜の植える間隔を図るのに使います
17  麻紐・ビニール紐 野菜と支柱を結ぶ時に使います
18 ジョーロ 苗の水やりに使います
19 水タンク 水やりや手洗い用の水を運ぶために必要です
20 工具箱・道具箱 鎌やハサミなどの道具を入れるのに必要です
21 蚊取り線香 快適に作業するための必須道具
かとうまさや
かとうまさや

それでは、それぞれの道具について、一つづつ詳しく解説しますね。

1.手袋

軍手よりも作業用の手袋の方が使い勝手がいいです。

軍手だと滑るのと土が中に入ってきます。

作業用の手袋ですと鎌や鍬を握っての作業がしやすく、土も中に入りにくいですのでおすすめです。

2.鎌

鎌
左から普通の鎌、ノコギリ鎌、ねじり鎌

みなさんご存知のように、草を刈るために必要な道具です。

基本的な形のもの(普通の鎌)を最低でも1本買って持っておきましょう。

かとうまさや
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素材は鋼のものが、頑丈でおすすめ。

余裕があれば3種類(普通の鎌、ノコギリ鎌、ねじり鎌)あると便利です。

  • 普通の鎌→万能でなんでも使えます。
  • ノコギリ鎌→稲や麦の収穫に使えます。
  • ねじり鎌→小さな雑草を土の表面を削ぐように除草できます。

3.三角ホー

三角ホー土を削ったり除草するために使います。

鎌はしゃがみながら作業するのに対して、三角ホーは立ちながら除草します。

そのため「立ち鎌」と呼ぶ人もいます。

小さな雑草の除草に役立ち、雑草の生え際から断ち切るように除草します。

かとうまさや
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うちは、野口式を使っていて、これ使いやすくておすすめです。

4.鍬

野口式の平鍬

野口式の平鍬

土を耕したり畝を作ったり、防虫ネットの裾に土をかぶせるなどよく使う道具です。

「平鍬」という平らになっている鍬と「備中鍬」という爪が3〜4本ある鍬があります。

  • 「平鍬」は柔らかめの土地に適しています。
  • 「備中鍬」は土が硬めの土地に適しています。

家庭菜園をする畑の土の硬さによって2種類のうちどちらかを用意すれば事足りるでしょう。

余裕があったら2種類持っておくと便利です。

かとうまさや
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鍬も野口式がおすすめです。

野口式の備中鍬は公式HPより買えます。

鍬 野口式 備中鍬

野口式備中鍬

5.レーキ

草を集めたり、畝や畑を平らにするために使います。

あるのとないのとでは作業効率が全然違いますので、1本持っておきましょう。

かとうまさや
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レーキは安いのでいいと思います。

6.スコップ・シャベル

土を掘るために使います。

ごぼう、長芋、里芋、さつまいも、大根、じゃがいも、ねぎなどの野菜を収穫するときに使います。

先がとんがっているものが万能で使いやすいです。

かとうまさや
かとうまさや

角スコって言ったりもします。

7.帽子・ニット帽

夏場の日よけや冬場の寒さ対策には欠かせない道具です。

特に夏場は熱中症の危険性もあるため、必ず帽子を被って作業しましょう。

麦わら帽子、ベトナムのとんがり帽子、キャップなど好きなものでOKです!

8.長靴・足袋・防水スニーカー

黒の足袋

黒の足袋

畑作業するには必要な道具。

長靴を一つ持っておけば年中使えますが、夏場は暑く蒸れるので足袋も合わせて持っておくと便利で快適です。

かとうまさや
かとうまさや

長靴は「野鳥の会の長靴」がおしゃれでおすすめ

小さく収納できるのと軽くて持ち運びが便利で色もたくさんあり、日常でも使えるデザイン。

ちょっと気になるのが、素材が薄いので冬は寒いです。

使うなら春と秋に履くのがちょうどいいです。

足袋は裾が長い方が土が中に入りにくくておすすめです。

でも、ふくらはぎが太い人は入らないかもしれませんので、試着してから買ってください^^

オリジナリティを出したい人は白の足袋を買って自分で色染めするのもおすすめです。

防水のスニーカーはコロンビアのがかっこいいなと思います。

染色した足袋

染色した足袋1

染色した足袋2

染色した足袋2

参考:【簡単】はじめてDYLON(ダイロン)で足袋とTシャツを染めました。オリジナル品を作りたい方おすすめです。

9.支柱

トマトに使用した支柱

トマトに使用した支柱

野菜を支えるために使います。

きゅうり、なす、トマト、ピーマン、インゲン、ししとう、ゴーヤ、ズッキーニ、スナップエンドウ、絹さやを栽培する場合必要になります。

長さと太さの目安としては、トマトは太さ20mm長さ2.4m、なす、ピーマン、ししとうなどは太さ16mm1.5mほどあればいいと思います。

いんげんの支柱

いんげんの支柱

インゲンは3mほどの支柱をクロスして使うか、きゅうりパイプにしてもいいと思います。支柱にする場合は竹のものを購入していました。

ゴーヤ、きゅうりはきゅうりパイプでも可能です。

ズッキーニは風で動かないようにするためなので、短くてもOK。

絹さや、スナップエンドウはトマトで使ったものを代用すればいいため専用に買う必要はありません。

素材は、鋼管のものが頑丈で長年使えるのでおすすめです。

自然素材を使う場合は、篠竹でも可能です。

10.トンネル支柱

トンネル支柱

トンネル支柱

畝の上にアーチを設置し防虫ネットやビニールをかけるための支えとなるものです。

作る畝の幅や防虫ネット・ビニールの幅に合わせて支柱の長さを選んでください。

かとうまさや
かとうまさや

参考例として、うちは畝の幅がだいたい80〜100cm。(大ざっぱw)

トンネル支柱のアーチの長さは2.1mのものにし、防虫ネットやビニールの幅は1.8mのものを使っていました。

11.防虫ネット

防虫ネット

防虫ネット

かとうまさや
かとうまさや

防虫ネットは無農薬で野菜を栽培するには必須のアイテムです。

この防虫ネットは、虫の侵入を防ぐために使います。

幅はトンネル支柱のアーチの長さよりも短い幅を選びましょう。(トンネル支柱は土に入れるためネットがかかる部分は短くなるため)

うちは1.8mを使っています。

網の細かさ(目合い)は細かい方が防虫効果が高まります。

その分値段も上がりますので、コストとの兼ね合いで選んでください。

通常は1mmのものが売っていて、うち1mmを使っています。

12.パッカー

防虫ネットとトンネル支柱を留めるのに必要な道具です。

トンネル支柱の太さに合わせたものを買いましょう。

13.ダブル杭

ダブル杭

ダブル杭

防虫ネットの両端を止めたり、巻尺を固定するために使います。

防虫ネットは、一回り絡ませてから土に差し込むとより丈夫に止められます。

14.ハサミ

ハサミ

ハサミ

野菜の収穫に使います。

かとうまさや
かとうまさや

先っちょが細長い方が使い勝手がいいです。

15.コンテナ

コンテナ

コンテナ

収穫した野菜を入れたり、裏返して台にしたり、椅子にしたりできる便利な道具です。

折りたたみができるものもありますので、好きなのを選んでください。

里芋の入ったコンテナ

里芋の入ったコンテナ

16.メジャー・巻尺

メジャーで検索したら出てこなかったので、ネットショップで調べる場合「巻尺」と検索した方が良さそうです。

畝と畝の幅や、野菜を植える間隔を図るために必要です。

17.麻紐・ビニール紐

野菜と支柱を結ぶために使います。

麻でもビニールでもどちらでも使いやすい方を選んでください。

ビニール紐を使った場合、畑に残らないように注意が必要です。

18.ジョーロ

苗の水やりに必要です。

ぼくが新しく買うのであれば、レトロで可愛いのにします。

19.水タンク

水やりや手洗い水を運ぶために必要です。

10ℓあれば十分ですが、大は小を兼ねるので大きいのを1つ持っていてもいいと思います。

20.工具箱・道具箱

工具箱 道具箱

工具箱 道具箱

鎌やハサミなどの道具を入れる箱があるとすっきりと収納できて便利です!

工具箱 道具箱

21.蚊取り線香

うちは化学物質が入っていない、防虫菊を使用した蚊取り線香を愛用しています。

化学物質が入っていない分、効果は弱まりますが、匂いも自然できつくなく、満足できる効果を発揮してくれています。

すごくおすすめ。

除虫菊の蚊取り線香子育て中なら安心安全な【天然除虫菊の蚊取りせんこう】がおすすめ

 

家庭菜園で最低限必要な道具一覧┃まとめ

以上、家庭菜園をはじめてやる人に最低限必要な道具を一覧と、それぞれの道具についても解説しました。

これらの道具さえ揃えばあとは畑を整え、種をまき、栽培を実践するだけです。

また、今回は、無農薬で家庭菜園をはじめる人に向けて書きましたが、もちろん無農薬でなくても参考になる内容です。

あと、本記事のテーマとして「必要最低限の道具」としたため、なくても栽培できる道具、ビニールマルチ、きゅうりパイプ、ビニールトンネル、不織布、一輪車、育苗箱などは除きました。

本記事が家庭菜園をはじめる人の道具選びに少しでも参考になると嬉しいです。

そして家庭菜園をはじめる人が増えるといいなと思っています♪

 

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