有機農業推進セミナーへ行ってきたよ!その2(欧州地域にかかる有機農業の紹介)

おはようございます〜♪

無肥料自然栽培農園「ののの農園」の農園主”かとうまさや”です♪
(現在三芳町の明石農園にて研修中)

 

さて、昨日の続きです。

有機農業推進セミナー

今日は有機農業推進セミナーで二人目にお話された(一社)JC総研 客員研究員の和泉真理さんのお話をぼくの主観を通して感じたことを報告します。

その1はこちら↓
有機農業推進セミナーへ行ってきたよ!その1(有機農業の推進について)

 

 

(2)欧州地域にかかる有機農業の紹介

JC総研の和泉さんは表題の通りヨーロッパの有機農業の現状を講演してくださいました。

中でも英国が中心でした。

 

・世界の有機農業生産と市場

まず、世界の有機農業生産と市場ですが、嬉しいことに年々伸びています。

1999年が1,100万haだったのに対して、2014年には4,370万haにまで伸びています。

 

・最大の有機農業面積を持つ国は?

その中で最大の有機農業面積を持つ国は、オーストラリアだそうです。

もう他の国を圧倒するくらいの圧勝!

オーストラリアの有機農業面積は17.2百万ヘクタール。

2位がアルゼンチン。

3位が米国。

4位が中国。

5位がスペイン。

だそう。

農地に占める有機農地の割合もオーストラリアが高く、20%近くが有機農地だそうです。

さらに世界の有機農業面積のうち4割はオーストラリアだそうです!

オーストラリア超すげ〜!

なぜオーストラリアがこのように高い数値を出しているのか?

その理由として輸出で稼ぐビジネスモデルなため、他と競争力を持つために有機栽培という選択になっているようです。

ちなみに、アメリカ、日本は内需の比率が高い国です。

国内に市場があるってこと。

でもドイツとか韓国とかオーストラリアとかは国内に市場がないので、外に売るしかない。

だから輸出依存度が高い国です。

日本ってそう考えると非常に恵まれている環境にあると思います。

わざわざ海外に売りに行かないでも内需が大きいのでそれだけで十分なんですよね。

 

でも一方オーストラリアは内需が大きくない分外に売りに行かないといけない。

その時に競争力を高めるために有機栽培という選択をしたのでしょう。

 

 

・地域による有機農業の位置付けの違い

面白かったのが、それぞれの地域で有機農業の位置付けが違うようです。

でもその理由を見ると納得。

米国は付加価値をつけて売るための有機栽培。

それに対して欧米は環境保全という立場での有機栽培。

さすが米国らしいなと思っちゃいますのはぼくだけでしょうか?

商売、ビジネスとして有機栽培なんですね〜。

別に否定はしませんが。

 

あと、先進国に共通しているのが大消費地の近くであるということ、

一方、オーストラリア、南米などの国は輸出目的の有機栽培。(オーストラリは先に述べた通り。)

さらに途上国はもともと農薬・化学肥料を低投入だったため、有機栽培がやりやすい地域だそうです。

 

・有機産品市場規模

有機産品の市場規模は800億ドル(2014年)だそうです。

全く想像がつきません。

日本円にすると9兆円くらいらしい。

9兆円でググってみると、ビルゲイツが9兆円の資産に達したとか。

ソフトバンクの2015年の売り上げが9兆円を突破したとか。

 

とりあえずとんでもない数字ですが、でも世界のオーガニック市場はソフトバンクの売り上げと同じくらい。

うーん。まだまだ低いと思います!

 

ちなみに800億ドルの比率として、北米が45%で、ヨーロッパで45%でその二つの地域で全体の90%を占めているようです。

 

 

・一人当たりの購入額の1位は?

では一人当たりの購入額の1位はどこの国でしょうか?

北米の国か、ヨーロッパの国です。

 

正解はスイス。

これは意外な感じがしました。

スイスってあまりオーガニックなイメージはなかったです。

スイスは一人当たり221ユーロの購入があるそうです。

ちなみに日本はわずか8ユーロ。

すくな〜!笑

日本人頑張ろうぜ^^

 

スイスが高い数字を出しているのは、国民の国防の意識が高く、国防の観点から国産のオーガニック食品を買う人が多いとか。

でもそれだけじゃ説明がつかないなとも思いました。

そのへん調べにスイスに行ってみたいな〜^^

 

・日本とヨーロッパの有機農業の共通点と違い

まず共通点から。

経済全体の中で小さな農業部門

家族農業に支えられている農業

自国・域内が主要な市場

多様な農産物、伝統ある食文化

経済の低成長、社会の成熟化

非農業者と農業者との大きな距離

食の安全への高い関心

小売業の大型化・寡占化

とのことです。

ぼくが前から思っていて、変えたいな〜と思っているのが、「非農業者と農業者との大きな距離」ということ。

農家とそうでない人の距離が離れすぎ!

野菜ができている状態を知らないし、旬も知らない消費者が多いこと。

逆にぼくたち農家が消費者のことをわかっていないことも多々あるでしょう。

でもそれを変えたいな〜と思っているので、「ののの農園」は消費者との距離を縮め、畑に来てもらい、交流を深めたいなと思っています。

 

それとヨーロッパは日本以上に小売業の大型化・寡占化が進んでいるようです。

 

 

異なる点。

日本→高温多湿な日本はゆうきのうぎょういん向かない

ヨーロッパ→涼しく雨が少ない

 

日本→国土の7割は山

ヨーロッパ→国土の半分は農地

 

イギリスに至っては国土の7割りが農地だそうです。

 

全くもって条件が違うので、日本の有機農業が発展しないのはしょうがない!というのは言いたくないな〜と思います。

 

 

・伸び悩む英国有機農業

世界的にも日本も伸びている有機農業ですが、イギリスは近年有機農用面積は低下しているようです。

なぜだかという理由は以下のようです。

 

生産者

・経営が苦しい

・有機認証は必ずしも要らない

・生物多様性のためなら緩衝帯の方が良い

・技術(品種、農法など)が確立されていない

 

消費者

・有機産品は社会階層の上位層のもの?

・有機農業とは何かが知られていない

・その他さまざまな認証・表示の存在

また、イギリス政府がその他のヨーロッパ諸国に比べ熱心ではないというのもあるそうです。

それと販路に関してはベビーフードから入るというのが多いようです。

 

・英国有機農場の例

イギリスの有機農場の例として2つ挙げられていました。

1つ目は、コッツウォルド地方にあるデイルズフォード農場。

コッツウォルドという地域はお金持ちのいる地域らしく、デイルズフォードはそのお金持ちに向けて販売しているようです。

デイルズフォードの販売のやり方としては、【大規模有機生産+加工+販売+レストラン】という組み合わせで営んでいるようです。

農場の回し方として、7年周期で借りしているとか。

具体的な作物を聞き逃してしまいましたが、赤クローバーだけ聞き取れました。笑

デイルズフォードの考えとして『有機栽培は自分で売ってなんぼ』という考え方らしいです。

ぼくも同感です^^

 

デイルズフォードって東京の青山にお店があったんですよね〜。

潰れましたが。

あそこのレストランに一回行ったことがあって、食べてみたんですが、美味しくなかったのを覚えています。

だからあまりいい印象はないのですが、本場のイギリスのデイルズフォードのお店に行ってみたいです。

あと、デイルズフォードは『エコ&オーガニック スタイルデザイン』という本の一番最初に出てきています。

海外のパッケージはおしゃれだから真似します^^

 

 

2つ目はサロップ州のフォードホール農場です。

ここはイギリス初の有機農場らしいです。

ここは面積60haで牛、羊、豚の有機畜産、加工、販売(ショップ、カフェ、レストラン)を運営しています。

そして食育スペースを設けたりして、市民向けイベントも充実しているようです。

 

 

 

まとめ

有機、オーガニック市場は拡大傾向にあるとは言いつつ各国の現状を知らなかったので、良い勉強になりました。

イギリスに関しては、昨年にいずみちゃんが行ってまして、その時の話を聞くとオーガニックコーヒーとかオーガニックの製品は街でよく見かけたと言っていました。

あ〜イギリスの方が進んでいるんだな〜とその時は思ったのですが、今はちょっと下降気味なんですね。

 

最後にJC総研の和泉さんがヨーロッパの田舎に行って農場を訪れてくださいと言われていたのが、印象的でした。

ぼくたちがもしヨーロッパに行くことがあれば、田舎に行っていろいろと見て回りたいなと思います^^

 

 

あなたの農業の参考になれば嬉しいです^^

 

 

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