おはようございます。
自然栽培農家見習いのかとうまさや(ましゃ)です!
昨日は明石農園研修26日目でした。
種まき三昧
昨日は種まき三昧でした。
蒔いた種は全て固定種。固定種については後ほど書いてますね。
以下の野菜を蒔きました。
早生丸葉小松菜!
晩生千筋京水菜!
金町小かぶ!
コメット(赤丸二十日大根)!
です。
あとは実験的に以下の野菜も蒔きました。
ちぢみ菜!
四月しろ菜!
ごせき芯とり菜!
・栽培メモ
畝間150cmで4条すじ蒔き
クリーンシーダー
クリーンシーダーというロール式の播種機がありまして、これを使って種を蒔きました。
コロコロっと転がすだけで種をまけるので超便利です。
仕組みは溝を切る場所が先端の方にあってそこに種を落として、後ろ側が土寄せして、最後の車輪が圧をかけてくれるという優れもの!
すところがあって、種を落として、そこのロールに等間隔に穴が開いていてその間隔に種を落としてくれます。
種を落とす場所のロールが交換できたり、チェーンを調整したりで種を落とす間隔や粒数を調整できます。
とっても便利ですよ。
今回は13畝も種を蒔いたので、手で待てたらそれだけで日が暮れてしまいます。
アマゾンと楽天で探したらありました。これです。
クリーンシーダ AP-1 ロール別売 | ||||
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タネが危ない?
タネが危ないんです!って言われても「は?」って感じですよね。
まあ、ぼくがごちゃごちゃ説明するよりも、野口さんの著書を読んでいただければ詳しくわかると思います。
タネが危ない | ||||
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実は今までタネについて書くことを避けてきました。
だって難しいんだもん。
ぼくも完全に理解しているわけではないので。
でも昨日明石農園で固定種の種まきをしたし、せっかくなので今のぼくが理解している範囲で軽く書いてみますね。
野菜の種について
野菜の種て大きく分けて2つあります。
①F1種(交配種)
②固定種(在来種)
です。
F1種(交配種)
①のF1種(Filial 1 hybrid)は、雑種1代とか1代雑種とか〇〇交配とか書いてある種です。
ようは種苗会社が掛け合わせた種のこと。
そしてその種は1代限りの種と言われ、その種から種を取って同じ野菜を作るのはほぼ不可能。(先祖返りとかが起こるようです)
だからその種を使うと自家採取はできないので農家は毎年種を買わないといけないんですね。
でもでも、一般的な農家としては非常に便利な種となっているんです。なぜならF1種は農家が栽培しやすいように品種改良されているからです。
例えば、病気に強いとか、生育が一定になる、大きさが一定になる、癖のない味とかです。
一般的な農家は農協(JA)に野菜を出荷しています。農協は野菜の大きさの規格を定めていて、例えばきゅうりだったらMサイズは115gで20〜24cm、1箱に44本と決まっています。
あとで書きますが、これは固定種だと大きさのばらつきが多くて規格に合わせるのが難しくなっちゃうんですよね。
だからF1種がほとんど流通している現状です。
F1種についてまとめると、
・種苗会社が品種改良した一代限りの野菜
・自家採取して次の年に同じものを育てられないので毎年種を買わないといけない
・耐病性があり、生育スピードも早く、形が揃う
・味は癖がなく野菜の味を感じにくい
ですかね。
固定種(在来種)
一方固定種(在来種)は自家採取可能で種を取り続けていくことができる野菜です。
種類や形も豊富で味も豊かなものが多いです。
固定種と在来種も若干違っています。ややこしいですね。
固定種は種屋さんが何年も交配を繰り返して作った野菜です。
あれ?F1種と同じじゃないか?と思われた方鋭いですね。
詳しく説明するとF1種は交配させて一代限りの野菜で種採りしても同じ野菜はできません。
一方固定種は交配させていますが、種屋さんが交配させて種を採っていいのを選別して、その種を蒔いて野菜を取って、いいのを選んで選別してを数年繰り返して、やっとできたのが固定種。
なので固定種野菜は種を採っても翌年同じようなのができるんです。
ちょっとややこしいですが分かりますか?
在来種はその地方に昔から受け継がれてきている野菜で、その土地の気候風土にあったものが選別されて受け継がれてきたものです。
そうですね〜、例えば京野菜とか賀茂野菜とか、江戸野菜とかですかね。
全般的に特徴的なものが多いです。
埼玉では埼玉青ナスが有名ですかね。
ときがわ町HPより http://www.town.tokigawa.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=11723
固定種・在来種の特徴としては、
・自家採種ができる
・味が濃い、美味しい
・自家採取を繰り返すとその土地の環境にあった野菜になり栽培しやすくなる
・生育スピードにばらつきがある(一気に収穫できないので家庭菜園向きとも言われる)
ですかね。
まあ、農家としては手間のかかる野菜です。
生育も一定じゃないし、自家採種するには畑に長く置いておかないといけないので、次の野菜を作れないんですね。(経営効率が悪いってことです)
それでもこう言った昔ながらの種をつなごうとして固定種・在来種野菜を作っている農家もいます。
そういった農家がいることを知った上で買う野菜を選んでいただければ、うれしいです。(明石農園とか)
まとめ
固定種(在来種)とF1種の違いわかりましたか?
あとF1種は雄性不稔ってのが主流になってきています。
これも難しいのでさらっと触れておきますが、雄性不稔は雄花が咲かない遺伝的におかしい野菜を母体に種を作ることです。科学的に安全とはわかっていないと思いますが、それ食べて大丈夫なのってぼくは思います。
そういうことも知らないとどの野菜がいいのかもわからないですよね。
なのでぼくは根気強く発信していきます。
わからないことや質問などありましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。
もちろんぼくの農園でも固定種野菜をどんどん使っていきます。
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