こんばんは。
無肥料自然栽培農園、ののの農園のかとうまさや(ましゃ)です!
(現在研修中)
ぼくのブログへ来た方の検索ワードが見れるんですが、「のののの農園」ってのがありました。
誰ですか?
一個「の」が多いんですが!!!(爆笑)
無肥料自然栽培農業研修
さて、昨日と今日は明石農園研修84,85日目でした。
昨日は出荷日だったので出荷作業。
ぼくは枝豆をメインに選別しました。
今日は、小麦農林61号の唐箕(とうみ)がけをひたすらやっていました。
以前収穫した小麦が袋に入れてハウスにおいてあります。
収穫した時に小麦の茎とかゴミとかが混じってしまっているので、そのゴミを取り除きます。
その時に使うのが唐箕です。
唐箕って知っていますか?
これ↓なんですが、手でぐるぐる回すことで風を送りゴミを飛ばす仕組みです。
唐箕とは?
唐箕(とうみ)とは、風力を起して穀物を選別するための農具。収穫した穀物を脱穀した後、籾殻や藁屑を風によって選別するために用いられる。
構造
内蔵する四枚羽の板がハンドルと連動して回転するようになっており、唐箕の上部に配した漏斗(じょうご)から少しずつ穀物を落下させ、そこに横から風を送ることで、藁屑や実のない籾などの軽いものを吹き飛ばし実の詰まった重い穀粒だけを手前に落とすのが基本的な原理である。
落下させる穀物の流量を調節する弁が漏斗の下部に配置されており、穀物が落下しないように止めることも出来る。漏斗の下には穀物を唐箕の外に取りだす樋が2本配置されており、風に飛ばされずに重力で真下に落下した穀物を受けとめる樋が一番樋、風によって少しだけ横に飛ばされる、しいな等の軽い穀物や、選別の不完全なものを受けとめる樋が二番樋とそれぞれ呼ばれる。藁屑、籾殻、蕎麦殻、豆殻等の軽いものは、風に乗ってそのまま機外に排出される。
使い方は、風車を回転させるクランク状のハンドルを右手で回転させながら、左手で漏斗から落下する穀物の流量を調整するのが基本である。良好な選別を得るためには、風車の回転数と落下させる流量の調整にある程度の慣れを要する。現代の唐箕は、風車を電動モータで駆動するものもある。
この脱穀した穀物を風選する原理は、脱穀と選別を同時に行う自動脱穀機にも応用され、現代のコンバインやハーベスター等の農業機械の脱穀機にも、穀物の最終的な選別機構として使用されている。これら現代の脱穀機においても、選別の済んだ穀物を一番、選別が不完全で再選別を要する穀物を二番と呼ぶのは唐箕の名残りであり、風選の風を発生させる風車を唐箕ファンと呼んだりする。
作業風景はこんな感じです。
唐箕って、小麦だけでなく大豆やその他穀物の選別ができるのでとっても便利です。
農家として持っていた方がいい道具です。
ヤフオクで探したら幾つかありましたよ。
ヤフオク「唐箕」で検索→http://auctions.search.yahoo.co.jp/search/%E5%94%90%E7%AE%95/0/
昔ながらの道具が便利すぎる!
日本では、唐箕が紹介されたのは、佐瀬与次右衛門の『会津農書』(1684年刊)が初めてだそうです。
今から300年以上も前に作られた道具が現代の機械の構造に応用されているっていうのがすごいなと思います。
しかも、試しに機械の脱穀機と唐箕との両方で選別をやってみたんですが、やっぱり昔ながらの道具の唐箕の方が綺麗に丁寧に選別できました。
昔から長年受け継がれてきたものってやはり長年残っているだけあって使い勝手がいいです。
手動でぐるぐると回すので相当疲れるし、時間もかかりますが、その分丁寧に仕事ができるのでぼくは好きです。
昔ながらの道具って素晴らしいですね〜。
種採りは命をつなげる大事な仕事
あと、この梅雨時期は雨で畑に入れないことも多いのですが、その代わりにアブラナ科の種が取れ始めているのでその種の選別がモクモク(?)と進んでいます。
ぼくはルッコラの種をいただきました。
貴重な種なので大事にします。
来年の2月頃に蒔いて春に収穫できればと思っています。
あとは、のらぼう菜の種採りも進んでいます。
量はこの3倍弱あるんじゃないでしょうか?
大量です。
今度書きますがのらぼう菜はアブラナ科ですが交雑しない不思議な野菜です。
日本の昔ながらの小麦の種が欲しいです
小麦の選別をしていて思い出したのですが、農林61号って1944年に登録された品種で、今から72年前のものですが、もっと古い日本の小麦を栽培したいな〜って思っています。
でもネットで探しても詳しい情報がないんですよね。
海外の品種で古代小麦って言って、スベルト小麦とかカムット小麦とかはよく見かけるようになりました。
それらも素晴ら
しいんですが、ぼくは日本の昔ながらの小麦が欲しいんです。
調べた限りでは、農業生物資源ジーンバンクってところに情報が少しありました。
でも古くても大正時代の小麦です。
中でも目に止まったのが、埼玉県の品種で「赤坊主」っていう小麦があるみたいです。
興味あり。
どうやったら手に入るんだろう?
詳しい方教えてください。
まとめ
昔ながらの道具は素晴らしい!
手間と時間はかかるけど、そう言った時間も大切にしていきたいな!
オススメです
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