こんにちは。
無肥料自然栽培農園、ののの農園の園長”かとうまさや”です!
(現在三芳町の明石農園にて研修中)
ピーマンとツナを一緒に炒めたのを母が作ってくれましたが、おいしかったです。
ぜひ試してみてください。
無肥料自然栽培農園 明石農園での農業研修
さて、昨日は明石農園研修115日目でした。
午前中は自家採種した種を袋にしまいました。
今年からは野口種苗さんに販売するようなので量が多いです。
なんども書きますが、種を自分たちで取っている農家は限られています。
みんなF1種(交配種)というのを買っているんですよね〜。
いいか悪いかではないですが、種苗会社に作られた種を買うのはリスキーだと思います。
例えば、とってもいいF1種のトマトを見つけたとします。
毎年その種を買って栽培していましたが、種苗会社の都合で製造中止になりました。
せっかくいいトマトに出会ったのに製造中止になってしまってはどうしようもないので、新たにトマトを探すことになります。
お客さんもそのトマトを待ち望んでいたのに、違うトマトを育てないといけなくなる、、、。
ということが起こり得るんです。
ここが変だよ日本の野菜の種事情!
さて、日本の伝統的な野菜はどこで種を取っているのか知っていますか?
日本の伝統的な野菜に限りませんが、野菜の種はほとんど海外で採種しているんです。
びっくりでしょ!
まあ、嘘だと思うなら種の袋をみてください。
採種地にニュージーランド、アメリカ、デンマークなどなど海外の国の名前が書いてありますよ。
例えば、種や苗を売っている「高木農園」のホームページで日本ほうれん草を見てみましょう。
ほら。
「日本ほうれん草」が日本ではなくデンマークで作られているんです。
他の野菜も調べてもらえれば分かると思いますが、ほとんど海外産です。
そんなんで日本の野菜とは名乗って欲しくないですが、日本でできた野菜ならいいようです。
これを人で例えると、海外で生まれ育った人が祖先は日本人だからといって日本人を名乗るような感じでしょう。
なんか変ですよね。
海外で採種するわけ
なんでわざわざ日本の野菜の種を海外で採種するかというと、日本だと高温多湿で虫や病気のリスクが高く、それに比べて海外の方が採種には向いているようです。
でも考えてみると、これって日本より海外の方が野菜が育てやすいってことでしょう。
ということは採種が海外へ逃げているのに、この難しい環境の中野菜を育てている日本人の農家ってすごいと思います。
海外採種のリスク
でも海外で採種すればいいかもしれませんが、逆輸入された野菜の種は日本の高温多湿な環境に馴染むのは難しいと思います。
日本の中でも自然環境の違いで色々な野菜が生まれてきたのに、果たして海外で作られた野菜が1世代で日本の環境に適応できるのか疑問です。
自家採種のメリット
でも自分で種を取っていけば、そういった心配は少なくなります。
その土地で野菜を作り種を取り、またその土地に種を蒔いて野菜を育てる。
その果てしない繰り返しをしてきたのが、日本の昔ながらの種です。
さらにその繰り返しの中で味のいいもの、生育のいいものを選んできた歴史があります。
自分で種を取るのは手間ですが、種採りは本当の意味での野菜を育ていることだとぼくは思います!!!
まとめ
もし贔屓にしている農家がいたら、どういった種を使っているのか聞いてみましょう。
ちゃんとした考えを持って農業に取り組んでいる人なら、F1種だろうが固定種(在来種)だろうがちゃんと答えてくれるでしょう。
ぜひ試してみてください。
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