こんばんは〜。
自然栽培農園「ののの農園」の農園主”かとうまさや”です♪
昨日は疲れて寝てしまったので今日も2記事行きます!!!
唐箕(とうみ)をいただきました!
唐箕(とうみ)って知っていますか〜?
ハンドルをぐるぐる回して風を送り、たねを上から落としてゴミを前方に飛ばす道具です。
写真を見ていただいた方がわかりやすいでしょう!
これです↓
このレトロな感じが味わいがあって好きです^^
木製だしね♪
ウィキペディアの説明の方が具体的でわかりやすいと思うので、引用します↓
唐箕(とうみ)とは、臼などで籾殻をはずしたあと、風力を起して穀物を 籾殻・玄米・塵などに選別するための農具[1]。
中国で開発されたといわれており、宋応星の『天工開物』に「風扇車」として最初の記述が見られる。
日本では、佐瀬与次右衛門の『会津農書』(1684年刊)で紹介されたのが最初である。『和漢三才図会』(1712年刊)にも記載されており、そのころから日本の農家にも広がっていったと考えられ、近世期から現代まで使われてきた。稲作が機械化したのちも唐箕は豆やソバ等の選別に使われ、現在でも農機メーカーからかつての木製のものと基本的に同じ構造の唐箕が市販されている。価格は数万円程度である。
ウィキペディアの説明にある通り、唐箕は手動で風力を起こし、ゴミを飛ばす道具です。
現代農業ではほとんど使われなくなったもので、田舎の蔵とかに結構眠っているんじゃないかと思います。(たぶん)
でも今のコンバインやハーベスターなどの農業機械には同じような構造で作られているそうです。
昔の人はすごいものを考えてものだな〜って思います。
なぜ現代農業では使わないかというと、大規模農業化になり、機械化が進んだためだと思います。
でっかく広く大豆や小麦などを栽培して、機械で収穫して脱粒・脱穀してしまう。
そうすると唐箕のような小さな道具は必要なくなっていきます。
でもぼくたちのような小さな農家としては、とっても便利でありがたい道具です。
うちで使うとしたら何をするかというと、たねの選別、大豆や小麦などの選別に使います。
まず、たねの選別!
今の農家でたねを自家採種しているところはほとんどなくなってしまっています。
そんな中、ののの農園は自家採種(自分でたねをとること)を実践しています。
その過程で、たねとゴミを分ける作業があります。
自然の風を利用してゴミを飛ばす方法もありますが、唐箕があった方が断然作業がスムーズです^^
例えば、最近やったこととしてはごまの選別!
このゴミ取りに自然の風を利用してゴミを飛ばしたり、手で取り除いたりしましたが、この唐箕があればかなり綺麗にすることができますし、作業効率がグーンと上がります^^
今後は、大豆、小麦・ライ麦・えん麦(オーツ麦)などの選別にも十分に活躍してもらえます♪
今度使ったらこのブログにも様子をUPしますので、その時まで楽しみに待っててください^^
今回いただいた唐箕はハンドル部分にギアっていうのか歯車が2つあって、少しの力で羽がたくさん回るのでかなり楽チンです。
以前手で回し多分しか羽が回らない唐箕を使ったことがありますが、すっごく大変だった思い出があります。
まとめ
木製で姿形も可愛いので、大事に使いたいと思います!