こんばんは〜!
自然栽培農園「ののの農園」の農園主”かとうまさや”です♪
農業簿記の売り上げの計算式にびっくり!!!
ほんとかどうか知りませんが、
農業簿記における売上の計算式というのを見つけました。
そこには、こう書いてありました。
土地×労働力×資本=売上
らしいです。
そしてお店などでの一般的な計算式はこれ↓
客数×単価×購入頻度=売上
この農業簿記を知って超驚きました!(本当だろうか???)
だって、お客という観点がすっぽり抜けているんですもの!!!
これはJAに出荷するということでの計算式だと思います。
土地を増やし労働力としての人をたくさん使い、
資本のお金を投入すれば売上が上がると!
ここにはお客という視点ゼロです!
最終的にはお客さんの元へ野菜が運ばれているはずなのに、
いかにたくさん効率よく作るかを考えての計算式ですね。
この計算式が成り立つほど、
JAの力が強くって、
JAが販売を担ってきたからできる計算でしょう。(今は変わりつつあると思います)
でも普通の商売だと、
お客がいて、客単価があって、購入頻度が多ければ売上が上がります。
飲食店でも、雑貨屋さんでも、花屋さんでも、本屋さんでもこの計算式は当てはまります。
ぼくは農業始めてから1年経っていないので、
飲食店、雑貨屋さん、花屋さん、本屋さん的な思考だったのですが、
なんか農業簿記の売上の計算式が衝撃的すぎて、
唖然としています!笑
値段を自分で決められないリスク
お客さんの視点がすっぽりと抜けている農業簿記ですが、
販売を全て委託して、
市場の値段で取引されるのは、
ぼくが思うに、
すげーリスキーだと思います。
どれだけコストをかけて野菜を作っても、
市場価格が安ければその値段で売るしかありません。
市場価格が高値の時は(例えば昨年末から今年)、
他の農家も苦しい状況なので、
大概は自分も苦しい状況です。
市場価格に左右されるので、
なるべくコストをかけずに、
野菜を作ろうと普通考えます。
そうすると、
安かろう悪かろうの野菜が出回り、
日本全体として野菜の質が下がります。
そんな状況になっているのが、
今の日本の現状なのかと思います。
うん。
よくないですね〜!笑
自然栽培農家の野菜を食べたら美味しさに驚く!
でもぼくたち自然栽培農家としてはラッキーだと思っています^^
だって、本当に美味しい野菜を求めている人が増えているので、
その人は高くてもいいものを求め、買ってくれます!
うちのお客さんは、
最初に買ってくださる経緯がそれぞれ違いますが、
まずうちの野菜を食べていただくと、
他と全然違うことに驚かれ、
またリピートしてくださります^^ (定期購入してくれます)
とてもとてもありがたいことです!
さらに友達や知り合いにも紹介してくださり、
紹介でお客さんが増えています^^
美味しいから紹介したい!
って思っていただけるのはとても幸せなことで、
やっててよかったな〜ってすごく思います^^
まとめ
今の日本の野菜が味気のないものになってしまったのは、
最終消費者の姿が見えない構造(上記の農業簿記)や、
効率を重視した結果だと思います。
それは時代がそれを求めていたのでしょうから、
まあ仕方がないことなのかな〜って思います。
そんな時代に、あえて非効率な農業をやっているうちなどの自然栽培農家は、
完全に浮いた存在となっているでしょう〜!笑
でもうちのお客さんを思い浮かべると、
高くても美味しいものを買いたいという方がほとんどで、
味に関してすごく評価してくれています^^
すごくありがたいことだな〜っていつも感じています!
あ!
おじいちゃんに軽トラもらいました〜↓