自然栽培で家庭菜園をしているののの農園のかとうまさやです。
じゃがいもを植えて約1ヶ月ほど過ぎた4月ごろ。
じゃがいもの葉っぱが大きくなり始めてふと思う疑問。
のの子さん
実はこの芽かきはめっちゃ大事で、やらないと損しますので、やったほうが絶対にいいです。
芽かきをしないと、小粒の芋が増えてしまうんです。
でも、家庭菜園初心者にとって「芽かき」のことを知らなかったり、やり方がよくわからない人も多いと思います。
実際にもぼくも、芽かきのことがわからずにそのまま育てて、芋が大きくならなかった経験があります。(汗)
そこで本記事では、4年以上自然栽培(無農薬・無肥料)でじゃがいも栽培をしているぼくが、芽かきについて詳しく解説します。
ぜひ読み進めてみてくださいー
じゃがいもの芽かきのやり方を優しく解説
じゃがいもの芽かきについて、こちらの4つの要点を説明しますね。
- 芽かきはとは
- 芽かきをやる時期
- じゃがいもの芽かきのやり方
- 芽かきをしなくてもいい品種は?
それぞれ解説していきますー
じゃがもの芽かきとは?
まずはじゃがいもの芽かきにつて説明します。
まず結論としてなぜじゃがいもの芽かきをするのか?というと、
じゃがいもからたくさんの芽が出ると、養分が分散してしまい、1個1個の芋がちいさくなってしまいます。
なので、芽の数を減らして養分の分散を防ぐために芽かきをします。
芽かきは自然栽培、有機栽培、慣行農法いずれにせよ必要です。
人参とか大根を間引きするような感じと同じ考えです
芽かきをやる時期
芽かきをやる時期としては、種芋を植え付け後1か月ほどたった4月中がおすすめです。
一番大切なのは、畑にある芋の状態を見て決める事です。
目安としては、じゃがいもの芽が20cmほどの大きさになってから。
じゃがいもの芽かきのやり方
芽かきをする理由がわかったと思うので、続いてじゃがいもの芽かきのやり方を解説します。
手順は簡単2ステップです。
- 残す芽を3本ほど決める
- 芽かきする
1.残す芽を3本ほど決める
まず残す芽を選びます。
一株から4~6本くらい芽が出ていて、その中で残す芽を選ぶ基準としては、
です。
最初はすごく迷って時間もかかってしまうかと思いますが、やっていくうちに徐々になれてきますので安心してください。
また、「どれも同じくらい元気そうで選べない」ということもありますが、そういうときぼくは直感で選んでいます。
なお、できるかぎり残す芽は、密にならないように間隔が広がるように心がけています。
やっていくうちにどれを残したほうがいいのかというのが、わかってきます。
2.芽かきする
じゃがいもの芽かきのやり方は残すと決めた3本以外はすべて抜きます。
残す芽を抜かないように慎重にやりましょう。
芽を抜く時は少し穴を掘り、茎の付け根を持ち奥から抜くようにゆっくりとぐぐぐーっと上に引っこ抜きます。
途中で切れちゃうと、またそこから再生してしまうため慎重にやりましょう。
抜いた芽は捨てちゃって大丈夫です。
こちらBefore、Afterです。
芽かきをする前に比べると、芽かき後はすっきりしていますね。
また、仮に途中で切れちゃってもまた時間が経って再生してきたところで抜けばokです。
芽かきをしなくていい品種
あと、じゃがいもの品種によっては芽かきをしなくてもいい品種があります。
なぜしなくてもいいかというと、芽かきするほど芽がたくさんでない品種があるからです。
その品種はぼくの経験上ですが、以下の2品種です。
- デジマ
- トヨシロ
この2品種は芽が出ても1〜3本のことがほとんどです。
なので、芽かきする時期になったらさらっと目を通して芽がたくさん出ているものがあれば芽かきするという感じで大丈夫です。
つまり、あまり手をかけずに大きな芋がとれる品種なので、芽かきめんどくさいなーっていう人には向いてますね!
じゃがいもの芽かきのやり方│まとめ
じゃがいも栽培において大切な作業である芽かきについて、解説しました。
芽かきをしないと小さい芋ばかりとれてしまうので、やらないと損します。
ぜひここで紹介したやり方で芽かきしてみてください。
また、芽かきめんどくせーっていう人は芽があまりでないデジマやトヨシロを育てることをおすすめしますー