こんばんは〜♪
今日の夕食はおでんだった、無肥料自然栽培農園「ののの農園」の園長”かとうまさや”です♪
(現在三芳町の明石農園にて研修中)
おでんっておいしいですね〜。
市・県との2者面談
さて、今日は市・県との2者面談を行ってきました。
月曜日の3者面談をした結果、もう一度しっかりと話をしておいたほうがいいと思われたのでしょう。
どうだったのかを結論から言うと、「心配してくださっており、あえて厳しいことを言ってくれている」ようでした。
昨日の記事を読まれた方は、市・県・JAはけしからん!と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
でも実際に今日ぼくが県と市の方とお話させていただいた印象としては、先ほど書いた通り、心配しての発言だったのだな〜と受け取っています。
指摘された点は、いくつかありますが、まず言われたのが周りの農家の理解を得るのが難しいと言うこと。
日本に無農薬・無化学肥料栽培をしている農家が少数派で実際に無農薬・無化学肥料で野菜を作っている農家は日本全体の農家数の0.5%でしかありません!(参考:農林水産省 有機農業の推進に関する現状と課題 http://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/kikaku/organic/01/pdf/data6-1.pdf)
そのため周りの理解を得られずに辞めていく方もたくさんいるそうです。
特に日高市に関しては無農薬で農業をやっている農家が一人しかいない状態で、他の農家の理解を得るのは相当厳しいので覚悟してほしいと言われました。
これから入塾する「明日の農業担い手育成塾」の2年間は周りの方(農家や住民)に理解していただく期間として取り組むようにとも言っていました。
また、日高市は綺麗好きな方が多く、畑に草を生やすことに対しての厳しい目を持っているようで、その辺りもしっかりと管理しないといけないと言われました。
管理できていない場合は改善命令などが出て、最悪「明日の農業担い手育成塾」を辞めてもらうことにもなりうるとも言われました。
そして、「明日の農業担い手育成塾」は2年間で売り上げ100万円ほどを出すと言う基準があるそうです。(2年間の合計なのか2年間のうち1年間の売り上げでなのかわかりませんが)
それを満たさないと農家になれないようです。
新しい土地で無農薬・無肥料で野菜がすぐにできるとは限らないので、その点についても心配されていました。
特に補助金をいただくとなると、もし仮に農家になれなかったら全額の返金となるので、そのリスクも考えて補助金をもらうか決めてくださいとのことでした。
県の方が色々な農家を見てきた結果、新規就農で失敗するパターンはいろいろとやりすぎる場合が多いようです。
逆に成功するパターンは野菜の品目を集約して栽培するパターンだそうです。
ぼくがやろうとしているのは少量多品目で考えていましたが、失敗するパターンなので考え直したほうがいいと言われました。
少量多品目だとそれぞれの野菜の管理に手間がかかるので作業性が悪いからうまくいかなくなる人が多いのでしょう。
県の方は、妥協点として少量多品目でもいいけど、柱となる野菜を作り、それを主にしながら多品目作るのはどうかと言う提案もしていただきました。
月曜日の3者面談では無肥料・無農薬以外では農業はやらないと言うような頑固な感じで、貫いてしまったのですが、もう少し周りの意見を聞きながら柔軟に対応していければなと思いました。
市としては入塾の方向で考えてくださっている
面談の中で市の方が言われたのは、「市としては入塾の方向で考えいる」とのことです。
月曜日の面接の感触が悪かったので大丈夫かなと心配になりましたが、なんとか畑はできそうです^^
とにかくみなさんの心配を吹き飛ばすくらいの成果を2年間で出すことが、何よりも大事なこととなりそうです。
県の方には「厳しい船出になると思いますが、頑張ってください」「日高市でパイオニアになれるように頑張ってください」というようにも言っていただけたので、結果で示せるように頑張ります〜♪
まとめ
ぼくたち「ののの農園」の強みは、小売業を経験していること、ブログで発信を続けていること、たくさんの農家(50件以上)を見てきたこと、相談できる先輩が周りにたくさんいること、地元で農業を始めること、日高市に親戚がたくさんいること、などでしょうか。
特にこのブログでの発信が大きな力を持ち始めていることが実感できます。
その理由として毎日のアクセス数が確実に伸びています。
ネット上への露出が多くなるにつれて、批判的な意見も見られるようになってきましたが、それも発信者の定めだと思います。
有名になればなるほど、その人を嫌う人も増えていくものです。
傷つくこともありますが、めげずにコツコツと毎日ブログで情報を発信していきますので、ぼくたち「ののの農園」の行く先を暖かく見守っていただければと思いま〜す^^
最後に県の方が言っていた言葉。
「あなたはまだ若いんだし、失敗して欲しくない。また私はあなたの親ぐらいの年齢だから心配になるんだよ。」