畑作業が鬱対策に!?【無肥料自然栽培農家 明石農園 研修28,29日目(2016年3月21,23日)】

おはようございます。

自然栽培農家見習いのかとうまさや(ましゃ)です!

 

菜の花がきれいに咲く時期になりましたね。

2016年3:23明石農園2

見た目もきれいですし、香りもいいです。

 

 

 

さて、一昨日、昨日は明石農園研修28,29日目でした。

 

一昨日は出荷日なので菜の花の収穫と出荷野菜の選別、箱詰め。

昨日はビニールハウス内で夏野菜の苗を育てるための準備をしました。

 

夏野菜の準備

夏野菜の準備が着々と進んでいます。

夏野菜の収穫出荷できるのが7月頃からなので5か月くらい前から準備して種を蒔いたりしています。

どこの農家さんも忙しくなってきた時期だと思います。

 

昨日は踏み込み温床の切り返しと、新たに踏み込み温床作りです。

踏み込み温床って何と思われた方は過去のブログを参考にしてくださいね。

 

参考:温床作れれば冬越せます!【無肥料自然栽培農家 明石農園 研修13日目(2015年2月24日)】

  :踏み込み温床ダイエットはいかが?【無肥料自然栽培農家 明石農園 研修21日目(2015年3月8日)】

 

 

写真がビニールハウス内の様子です。ハウス内は30℃くらいになっていてかなり暑いです。

2016年3:23明石農園1

一番左に踏み込み温床を作っていたのですが、微生物の活動が鈍くなり温度が下がってきたので、中身を右側の枠に移して糠も追加します。

こうすることにより再度微生物が活性化して熱を発生させてくれます。

約30℃のハウス内で作業するので汗だくです。

前にも書きましたが、ダイエットにいいですよ。

 

 

そして空いた左側の枠には新しく踏み込み温床を作りました。

 

ここに何が置かれるのかというと、夏野菜の苗です。

これから茄子、ピーマン、キュリ、ズッキーニ、万願寺とうがらしの種まきをします。

農家でなければこの時期に夏野菜のことを考えることはないでしょうが、農家はもう夏野菜の種まきが始まっているんです。収穫はまだ先ですが楽しみです。

 

 

畑作業が鬱対策に?

畑作業ってとっても気持ちがいいです。

昔からそう思っているんですが、時間の流れが会社で仕事してるときと全然違うんです。

言葉ではうまく表現できないんですが、心が落ち着く感じ。

瞑想にもなりますしね。

参考:草取りは瞑想だと思う!【無肥料自然栽培農家 明石農園 研修11日目(2015年2月21日)】

  :やっぱり雑草取りは瞑想だと思う!【無肥料自然栽培農家 明石農園 研修24日目(2015年3月12日)】

 

 

鬱の人にも畑作業してもらうといいと聞いたことがあって、調べてみたら参考になる記事がありました。

 

畑仕事に励んでいる高齢者はうつ病になりにくい! 愛知県の医師グループが発表

 女優の朝丘雪路さん(78歳)が老人性うつ病を発症し休養したというニュースは記憶に新しい。2013年秋ごろから症状が出て、今年4月の舞台公演を務めたが、ときには足元もおぼつかない状態で、いつも億劫な様子だったという。

 現在、日本では老人性うつ病が密かに増えている。認知症と間違われがちだが、認知症は症状がゆっくり進むのに対し、うつ病はそれまで若々しく活動的だった人が突然変わることが多い。不眠、食欲不振、倦怠感、判断力の低下、周囲への関心の低下、喪失感、不安感などが続いたら要注意。

 また、老人性うつ病患者の約6割が、発病前に退職や死別などを体験し、精神的なダメージが引き金になったという指摘もある。若年層のうつに比べて外的な要因の影響が大きいのだ。

 生活習慣や環境によって、高齢者のうつを予防することはできないのだろうか。そんな研究のひとつとして、「日常的に畑仕事をしている人は、していない人よりもうつになりにくい」という興味深い調査結果が、愛知県の医師たちから報告されている。

●畑仕事する・しないでうつ症状に10%の差

 この調査を行ったのは、豊田市岩神町にあるJA愛知厚生連足助病院に所属の医師らがつくる「健康ネットワーク研究会」。高齢化が進む中、主に認知症の人を地域全体で見守る支援体制を構築するために実施したものだ。

 今年2〜3月、豊田市旧郡部をはじめとする三河中山間地の2万人を対象に、日常生活の状況や精神状態などを75項目に渡ってアンケート。約6500人から回答を得ている。

 このうち65歳以上の約3200人の回答を分析したところ、「畑仕事をしていない」という人にうつ症状が見られる割合が男性で45.3%、女性で50.4%。それに対して、「畑仕事をしている」という人では、男性が30.6%、女性が37.1%といずれも10ポイント以上低かった。特に85歳以上で比較すると差はもっと顕著で、20ポイント近くに。また、畑仕事をしている人は重度のうつ症状が見られる割合も低かったという。

 日常生活との関連も大きい。畑仕事をしている人ほど、屋外での趣味を持つ率や、友人の家を訪問する率、預貯金の出し入れができる率も高かったという。同院医療情報室顧問の杉浦正士さんは、「日々畑仕事をすることが、身体的な機能の維持に役立ち、生きがいにもなっている」と話す。

●土いじりが脳の幸福物質を増やす

 実は、畑仕事がうつを改善することは以前から推察されてきた。そのひとつの要因が、精神の安定や幸福感を司る脳内神経伝達物質の「セロトニン」だ。不足すると落ち込みやストレスを感じやすくなり、うつ病の引き金になることもある。

 このセロトニンの分泌を活発にするには、規則正しい生活をして朝日を浴びることが効果的といわれる。つまり毎朝畑に出て、太陽の光をたっぷり浴びて作業をすることは、脳内の幸福物質を増やしてくれるのだ。

 さらに「土いじり」自体にも良い影響があるといわれる。英ブリストル大学のクリス・ロウリー博士の研究によると、土壌に生息するバクテリアの一種には、脳内のセロトニンを増やす効果が認められたという。

 ほかにも自然による癒しや、作物を育てる充実感など、さまざまな効果が考えられる。今回の大規模調査では、毎日の畑仕事とこころの関係が、改めて確認された形だ。

 都市部では難しい面もあるが、日の出と共に行動し、日の入りと共に休む生活スタイルに少しでも近づくことが、こころの健康には大切なのだろう。
(文=編集部)HEALTHPRESS  (http://healthpress.jp/2014/11/post-1298.html)

 

太陽の光に浴びること、土いじりしての微生物に触れることで精神の安定や幸福感を司る脳内神経伝達物資の「セロトニン」の分泌が活発になるそうです。

 

特に土いじりなんですが、自然栽培の畑なら土壌の微生物量は多いと推測されます。

なので畑に行くなら自然栽培の畑、家庭菜園するなら自然栽培でやるといいんじゃないですかね。

もちろん食べるのも自然栽培の野菜でね。

 

まとめ

鬱でなくても畑に行って作業するのってとっても気持ちがいいですよ。

仕事でつまづいたり、失恋したり、健康を損ねたり、人生色々あります。そんなときに畑に行ってみてはどうでしょう?

きっと気持ちの変化があるはずです。

 

畑に行く時間がないという人は自然栽培の野菜を買って食べるだけでも違ってくるんじゃないでしょうか?

何事にも共通しますが、まずは一歩を踏み出すことが大事だと思います。

 

 

 

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