世界で販売されているイタリア産オリーブオイルの72%が偽装!?

おはようございます。

自然栽培農家見習いのかとうまさや(ましゃ)です!

 

知らない人も多いと思うオリーブオイルの偽装問題。

イタリア産のオリーブでないのにブランド力があるイタリア産と偽ったり、エキストラバージンオイルの品質でないものをそう言ったりと、むか〜しから問題になっていたそうですが、未だになくならないんですね。

 

そんな記事を見つけたので、ご紹介。

 

 

イタリア産オリーブ油が抱える「深い闇」

あなたの使っているオリーブ油は大丈夫?

イタリア警察は昨年12月、オリーブオイル7000トンの偽造を摘発した。この組織的犯罪は、2014年のオリーブ収穫が惨憺たる出来だったのを受けて不正行為が横行し、純度が法定基準に満たないエキストラバージンの製造が推定で4倍に増えたことと無関係ではない。

世界で販売されているイタリア産オリーブオイルの72%が偽装の可能性があり、業界慣行が注目される中で、イタリアは偽装品撲滅の対策を急いでいる。

2月には、欧州連合(EU)とイタリアの政府、国会議員、貿易振興会、オリーブ栽培組合、そして、バチカンからの使者までもが一堂に会し、不正に対処すると同時にイタリア産オイルの名誉挽回について話し合った。

「両面作戦」で本物売り込め

「傷ついた評判を回復させねばならない」と、イタリア上院で偽造委員会の委員長を務めるコロンバ・モンジェロ議員は会議で強く訴えた。昨年10月にはミラノ万博での調査で、外国人訪問客の99%が、同国のオリーブオイルは混ぜ物であり消費者はだまされている、と見ていることが示されたからだ。同議員はこの結果を踏まえ「私たちの目的は米国市場に、イタリア産に見えるものと本物のイタリア産の違いを理解してもらうことだ」と語った。

「Extract(エキス)」と銘打たれたこの会合では、米国への輸出促進策として両面作戦が議題となった。規制に従わないイタリアの生産者を厳罰に処する法律の制定する一方、かつてない規模のマーケティング活動を展開して、米国の消費者にエキストラバージンオイルの味わい方と使用法を知らしめようというのだ。

「オリーブオイルを理解するには、ワインと同じことをする必要がある」と、イタリアの著名文化人フランコ・マリア・リッチ氏は語る。「フランスでは4歳の子供にワインは天使だと教えている。イタリアはオリーブオイルの文化であり、その重要性は同じように伝えられる必要がある。品質とテロワール(風土)を理解しなければ、価値を理解することはできない」。

 オリーブオイルは常に、犯罪と関わってきた。高価で地中海文化でも珍重されるため、その生産と貿易には闇の側面が付きものだったのだ。商人が利益を増やすため、エキストラバージンを安物のオイルで薄めることは古代から知られていた。

今日、オリーブオイルに関しては違う種類の犯罪が見受けられる。それは主として、イタリアの産業的なオリーブオイル事業の多数を支配する「アグロマフィア」である。その悪行は倫理的な生産者を傷つけ、消費者を混乱させてきた。

「本物のオリーブオイル」を手に入れるには

一方、世界最高のオリーブオイルを生産するイタリアほど、この犯罪に正面から向き合っている国はない。そもそもサプライチェーンの各段階で偽物を嗅ぎ分けることを訓練されている警察など、イタリア以外の国には存在しないだろう。

 

また、オイルの元となったオリーブの木や、生産した人までをもトレースできるIGP (地理的表示保護)やDOP (原産地名称保護)といった制度を持っている国もイタリア以外にはない。

 

最良のオリーブオイルは、イタリア各地の渓谷や大地などで、情熱を持った職人によって製造される。彼らは伝統的な摘み取り法と現代の栽培技術とを併用するなどして、疑いなく祖先よりも優れたオイルを作り出しているのだ。

とはいえ、良いオイルのすべてにDOPシールが付いているわけではない。その点にだけ目を向けていると、多くの素晴らしいエクストラバージンを見逃す羽目になる。「USDAオーガニック」と同様、厳格かつ高額の官僚的プロセスのせいで、倫理的な小規模生産者の多くが申請を思いとどまっているからだ。

専門家ではない人が良いオリーブオイルを見つける最善の策は、良いワインを選ぶ手法と同じであり、知識の豊富な販売店を見つけることだ。近くにそのような店がない場合は、専門家も購入している販売業者にオンラインで注文することができる。

(By Julia della Croce via Zester Daily)

東洋経済ONLINE  http://toyokeizai.net/articles/-/111647?page=2

 

 

イタリアでは最高品質のオリーブオイルをエキストラバージンと言っています。

ちゃんと認定機関があってその機関が認定しています。

 

しかし日本ではエキストラバージンというのは規定がなくて言ってしまえば「言ったもん勝ち」という状態。

だからあっちにもこっちにもエキストラバージンのオリーブオイルがあるんです。

 

詳しくはこちらの書籍を読んでみてください。

エキストラバージンの嘘と真実 スキャンダルにまみれたオリーブオイルの世界
トム・ミューラー 日経BP社 2012-11-22
売り上げランキング : 61243

by ヨメレバ

ぼくはこの本を読んでかなり衝撃的でした。

世の中に出回っている食品全部に対して疑念を抱いてしまうほどです。

翻訳本なので少し読みにくい点もありますが、興味ある人は是非とも読んでみてください。

 

 

 

良質なオリーブオイルの見分け方

最高品質のエキストラバージンオリーブオイルなら果実をそのまま搾ったものでかつ酸化度が0.8以下でないといけません。

ちゃんとした会社なら酸化度も記載しているか問い合わせれば教えてくれるでしょう。

 

でもそれすら偽装していると本物を見分けるのは難しくなります。

あとできることは、味で判断するしかないです。

味としては、舌や喉に辛味を感じるオリーブオイルが良質なオリーブオイルと言われていて、薬効成分があるから辛味を感じるそうです。

 

エキストラバージンオリーブオイルと書いてあっても大丈夫かと不安になったら味を確かめてみましょう。

オリーブオイル

 

オススメは?

ぼくがオススメしているのはアサクラさんのオリーブオイルです。

アサクラさんについては、以前パスタを紹介してます。

参考:古代小麦を使ったノンオイル和風パスタが美味!でしたが、もっとうまいのを知っているので紹介します。

 

アサクラHP  http://www.orcio.jp/

ぼくが研修中の農家と同じ農法である無肥料自然栽培でオリーブを栽培して油にしている「アサクラオイル」、同じく無肥料自然栽培で栽培した古代小麦を昔ながらの低温でじっくりと乾燥させたパスタなどイタリア産のこだわりの食材を扱っています。

 

オリーブオイルなら、アサクラの「オルチョサンニータ」「アサクラオイル」「アックアサンタ」を選べばマチガイナイですよ。

 

 

 

まとめ

オリーブだけでなく食品業界は偽装が多いイメージですので、不安はつきまといますよね。

そういう人は作物の生産者である農家と直接つながることをお勧めします。

できれば地元の、できれば無農薬無化学肥料栽培をされている農家と。

そして農家の畑へ行っちゃえばいいんです。農家としても消費者が畑に来てくれるのは嬉しいものですよ。

遠慮せずに連絡をしてみてください。

 

※我が農園も来年から活動しますので、ぜひとも畑に遊びに来てくださいね。

 

 

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エイプリルフールが好評です!笑

やっぱり農家として生活していくのは厳しいので、他の道を探ります。

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