おはようございます。かとうまさやです。
先日、4月のある日に、人参買ってきました。
早速料理しようと思って、包丁で切っている途中にどんなものかと、一切れつまんで少し味見。
ポリポリポリ…っと食べてみたらびっくり!「あれ?おいしくない!」
さあ、今日は人参を買ってきたので子どもに食べさせよう!
と思って料理して出したら、「べー」ってして出してしまう。
あれ?なんでだろう?
あなたもこのような経験ありませんか?
ちょうどこの前、ぼくも同じような経験をしました。
なぜ春の人参がおいしくないかっていうと、人参という植物の性質として春には花を咲かせ種をつける準備をする期間だから、味が落ちるんです。
今は品種改良や農業技術が発展していて、春にも人参が出回るようになっていますが、植物の本来持っている性質までは変えられません。
農家も周年人参を出荷しようと頑張っていますが、やはり限界はあります。
なので、おいしい人参を食べたいのであれば、10〜12月にたんまりと食べることをオススメします!!!
人参がおいしいく食べられる旬は10~12月!
人参って一年中出回っている野菜のひとつなので年中買えます。
ですが、実は「旬」があって10~12月が一番おいしい時期になります。(関東基準)
なぜ10〜12月が一番おいしいのかというと、寒さに当たって甘みが増すからというのが一番の理由でしょう。
人参は寒さに当たると人参自身が凍らないように、水分を糖に変える仕組みがあります。
これがあるので、冬は甘く感じておいしい人参になります。
あまりにもおいしいので畑で生のままボリボリ食べちゃう時もあるほどです。
ちなみに他の野菜ですと、大根、かぶ、ねぎ、葉物野菜なども同じ理由で寒さに当たると甘みが増しておいしくなります。(旬も人参と一緒)
実際に、うちの畑(埼玉)にも人参がありましたが、2月くらいから品質がガクッと落ちて、3月に掘ったのはスカスカで全然ダメでした><
振り返ってみると、やっぱり10~12月の時期は、すっごくおいしかったな~って言うのを実感しています。
10~12月の人参は、寒さにあたり甘みが増す時期なので、よりおいしく食べられる時期なのです。
この時期は、本当に味がのっていておいしいので、ぜひとも生で味わって欲しいです。
*1月以降は人参にとっては寒すぎる気候なので、ちょうどいいのが10〜12月ということになります。(家庭菜園で1月以降に収穫する場合は、人参が地表に出ないように土寄せを忘れずに!)
春人参というのもあります
旬の10月~12月以外にも、春に種をまいて夏に収穫する「春人参」と呼ばれるものもあります。
だいたい6~8月ごろまで収穫できます。
(*収穫は夏ですが、種まきが春なので通称春人参と言います)
なので、10~12月と6~8月以外の時期は、人参の栽培には適していない時期となります。
だからたとえ販売されていても、人参に無理して育ってもらっているので、実際には味はいまいちであり、買うのはオススメできないので、覚えておくとお得でしょう。(農家と種苗会社の努力の賜物で通年人参が買えるのです。)
でも、人参ってどんな料理にも使えるし、料理の見栄えも良くなったりと便利だから、どーしても料理で必要って時もありますよね。
その気持ちわかります^^
レシピにもよく載っているしね!
そういう場合は、味付けを濃くしたりみじん切りや細切りにしたりと、一工夫するといいと思います♪
3〜4月ごろの人参がオススメできない理由!
特にオススメできない時期としては、3〜4月ごろの人参です!
春は人参っておいしくないな~って感じるひと多いと思います。
理由としては、先ほども書きましたが、人参という植物の生理的に春は花を咲かせて次世代に種を残す時期なので、根っこの栄養や土からの栄養を使って葉っぱを育て、花を咲かせて種にします。
春になると暖かくなってきて、「あ!そろそろ子孫残さなきゃ!」って思い、スイッチが切り替わるのだと思います。
そういう時期だから、スカスカになったり、味がのらなかったりと食べるのにはオススメできないのです。
もう、これは植物の本能としてこうなるものなので、人間がどうこうできるレベルではないと思います。
それを操作するとなると遺伝子組み換えとかになるかな?(←知らんけど)
ちなみにサカタのタネのHPに人参の栽培歴が載っているんですが、そこでも3~5月にかけてと8~9月は、ほぼないんですよね。(一般地=関東とする)
それらの時期は終わりかけだったり、始まったばかりだったりと、人参栽培の端境期なります。
このように栽培する側から見ると、人参は年間を通して収穫できるのが難しいっていうのがわかると思います。(関東基準)
逆に年中出荷している農家はすごいです。
もしあなたの子どもが人参嫌いだとしたら、それは旬ではないからかも!?
もし、子どもが野菜食べてくれないって思ったら、人参に限らずまずはその野菜って「今旬なの?」っていうのを疑ってみるといいと思います。
ここだけの話、「旬」の野菜は、野菜がより自然な状態で育つので、うまいです!
そして栽培者側としては、病害虫対策への負担も減ります。
具体的には、防虫ネットが無くて良かったり、農薬の回数が減ったり、収穫量が増えたりなどなど。
このように、旬の野菜を食べるっているのは、生産者にとっても消費者にとってもそして、地球環境にとってもいいことづくし(三方よし)なので、ぜひぜひ旬の野菜を選んで買って欲しいな~って思います^^
そうそう、料理本も飲食店のメニューもレシピありきの料理っていう場合が多いですが、できれば「野菜あってのレシピであり料理であって欲しいな~」って思っています。
まとめ 人参をおいしく食べるのなら10~12月に買え!
ということで、まとめますと、人参の旬は10〜12月ですので、この時期が一番おいしく食べることができます。
その他には6〜8月あたりにも春人参(春に種まき)が出荷されています。
この2つの時期に買うのがオススメです。
逆にオススメしないのは春の時期にできる人参で、これから花を咲かせようとする時期なので、味が落ちます。
できることなら旬の時期に買うのをオススメしますが、どうしても必要に迫られている場合は、味付けなどを工夫しましょう。
以上です。
関連記事:指定野菜14品目って知っていますか〜?
追伸
ちなみに春の時期に人参をどうしても食べたいというかた向けに、密かに商品開発をしていて、世界初の自然栽培人参のエキスを抽出したサプリメントを開発しました。
このサプリメントは人参の栄養素を余すことなく濃縮していますので、いつでもどこでも摂取できます^^
実はこれ、極秘に進めていたプロジェクトなので、今回はじめて発表するのですが、今回初公開で販売ページのリンク貼っておきます。
↓↓↓
野菜では補いきれない栄養素をサプリメントで保管するのって大事だと思うので、ぜひ商品ページ見てもらって検討してもらえればと思います^^
・家庭菜園にオススメ!
固定種人参の種でオススメしているのは筑摩野五寸人参です↓
アロイトマトの苗をたどっていて、ふと訪れたあなたのサイトで、人参に関する記事読みました。でも、それはちょっと無知かも・・・サカタのタネの栽培暦まで見ておきながら、どうして???「ベータリッチ」(F1ですが)という人参を知ってますよね?私はその品種で(20年前以前は違う品種で)12月中旬蒔き→4月採りで人参を食べています。柿のように緻密で風味の良い甘い人参が畳1畳分ほどの面積で50本ほど出来ます。最近は直売所などでも春には必ず出てて、美味しい人参が食べれます。先ずは、お知らせまで。 味が分かるいろはちゃん、可愛いですね。かとう様は畑をお持ちなのですし、今年の年末には是非作って いろはちゃんに食べさせてあげてはいかかでしょうか? コツはいろいろあるけど、不躾乍ら かとう様のコンセプトから忖度すると お好みの方法は、前作がトウモロコシかヒマワリか麦の栽培地であること(人参はVAM菌共生依存度が高いため)、です。最高に美味しい人参が収穫できます。
・・・せっかく始められた農業を縮小されたそうで、残念ですね。。。(私は近い将来、夫婦で自給自足生活を予定している者です) またいつか、あなたが、やりたい事が出来る未来を 掴むのを、遠くからお祈りしています。