端境期と加工品【無肥料自然栽培農家 明石農園 研修9日目(2016年2月17日)】

おはようございます。

かとうまさや(ましゃ)です!

 

 

昨日は明石農園研修9日目でした。

 

翌日が出荷日ということで、前日収穫でした。

黒田五寸人参、日本ほうれん草、三浦大根、大滝かぶの収穫をしました。

 

だんだんと野菜がとう立ちし始めています。

とう立ちすると葉っぱが硬くなったりしておいしくなくなってしまうので、出荷できなくなっちゃいます。

 

とう立ちとは

とう立ちってなんでしょう?

ぼくも畑に行くようになるまで全く知らなかったです。

わかりやすく説明している方がいたので引用させていただきます。

 

とう(薹)は花を咲かせる茎のことで、花茎が伸びることを「とう立ち(薹立ち)」または「抽苔(ちゅうだい)」と言います。

植物には、自分の体を大きくする栄養成長と、子孫(種)を残す生殖成長の、2つの生育段階があります。とう立ちは、生殖成長が始まったサインです。

トマトやナスなどの果菜類は、栄養成長と生殖成長が同時進行し、果実を収穫するためには花が咲くことが必要です。

しかし、コマツナやハクサイなどの葉菜類の多くは、生殖成長が始まると栄養成長が止まり、葉が固くなって食味が落ちてしまいます

そのため、葉菜類は生殖成長が始まる前(とう立ちする前)に収穫する必要があるという訳です。

やまむファームさんより http://ymmfarm.com/cultivation/basis/bolting.html

 

 

白菜だとこういった感じになっていきます。

2016/2/17明石農園1

そしてこの真ん中の蕾(菜の花)を食べるとめちゃうまいんです。

しかし、旬が一瞬なので、あっという間に終わってしまいます。

食べれるのは農家の特権だと思ってます。

 

 

 

先輩農家さんの助言

Facebookで先日の記事を載せたら神奈川県伊勢原市で有機農業をされている べじたろう農場の今井虎太郎さんよりメッセージをいただきました。

先日の記事:無肥料自然栽培農家 明石農園 研修8日目(2015年2月15日)

 

抜粋すると

・固定種は耐寒性や晩抽性などがないために、冬に野菜が霜気たり、とう立ちしたりして出荷が大変

・ドライの野菜や豆類、乾麺、それから、ニンジンジュースを出荷する方法もあり

・野菜を切らさず出荷するには、まず第一に根菜類の代表、ジャガイモ、タマネギ、ニンジンをちゃんと作り続けられるか

・この時期にてがたい野菜は大浦ごぼう、長ねぎです

・とう立ちの遅い野菜は赤道付近げんさんのからい野菜、パクチーなどの香味野菜です

・近くにしいたけを廃業した人がいたら、しいたけ乾燥機が手に入ると、干し野菜が手軽にできて、良いです

 

という助言をいただきました。

 

やはりジャガイモ、玉ねぎ、人参は必須アイテムとして必ず作れるようになりたいです。

あとは人参ジュースは面白なと思いました。

 

 

 

参考になる加工品

あとは加工すること。

そのことについてはオシャレにやっているのが愛媛県の無茶々園さんでした。

無茶々園さんって知っていますか?

自然食品店ではよく見かけるます。柑橘類を売っていたり、ジャムやジュース、レモン果汁、野菜の乾燥品も売っています。

 

そして「切り干し大根」、「切り干し人参」、「大根の葉っぱ」のパッケージがオシャレなんです!

こういうのが大事なんですよね〜。 

無茶茶園 切干大根

 

 

無茶茶園 切干人参

 

 

無茶茶園 大根葉

 

無茶々園さんのを参考にさせていただきます。

 

 

 

まとめ

どの農家さんも端境期の野菜について悩みを持っているようです。

明石農園や渋谷農園さん、関野農園さんは端境期に無理して作らずに育苗に専念するそうです。

無肥料でやるには無理をしないことがいいのでしょう。

 

それにしてもまだまだ外は寒いですね〜。

みなさんご自愛ください。

 

 

 

 

 

 

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