自然栽培で家庭菜園をしている元農家、ののの農園のかとうまさやです。
5年以上自分で野菜を育てています。
のの子さん
「野菜をはじめて育てるけど、道具がない」そういう人は多いでしょう。
だからといって、最初っからお金をかけてすべての道具をそろえる必要もないと思います。
ぼくが思うに、初心者はまずは、道具がなくてもできる野菜を育ててみる。
それで成功体験を得て、楽しくて続けられそうだったら、道具に投資していくのがいいと思います。
もちろんどうしても食べたい野菜は挑戦するのは自由です。
ということで、本記事ではこれから野菜づくりをはじめる超初心者に向けて、道具がなくても簡単にできる野菜を6種類(秋冬野菜編)として紹介します。
超初心者はまずはここで紹介する野菜たちを育てればスムーズに野菜づくりができます。
こういうことを解説している記事は他にはないと思うので、ぜひ参考にしてください。
道具なしでできる野菜の前提条件
まず、道具なしでできると言っても、まったくのゼロというわけにはいきません。
超超超最低限必要な道具として、以下の3つはそろえてください。
- 鎌
- 鍬もしくはシャベル
- ハサミ
これさえそろえれば、あとはなくても大丈夫です。
以下のものはなどは不要です!
- 防虫ネット
- ビニールトンネル
- ネット
- 支柱
- スコップ
- ビニールマルチ
- トンネル支柱
- 耕運機
- きゅうりパイプ
「鎌」「鍬(シャベル)」「ハサミ」が準備できたらさっそくおすすめ野菜を紹介していきますー
道具なしで簡単にできる野菜6選(秋冬野菜編)
それではさっそく鎌・鍬(シャベル)・ハサミ以外の道具なしで初心者が栽培できる野菜を紹介しています。
ちなみに農薬・肥料を使わなくてもできる経験から紹介していますが、他のどの農法でも応用できる内容です。
1.大根
これは定番の野菜。日本人が一番食べている野菜とも言われていますね。
大根は初心者でも簡単に育てられ、かつ道具がなくても栽培できる野菜です。
春に種まいて初夏に収穫する作型だと、難しいです。
埼玉あたりだと9月半ばに種まきして、秋冬に収穫するのがうまくいくのでおすすめ。
大根の栽培の流れを簡単に説明するとこんな感じ。
- 畑を耕す←鍬(シャベル)
- 種をまく
- 間引き
- 土寄せ←鍬(シャベル)
- 収穫←素手(シャベル)
- ※適宜除草は必要です
大根は育てやすい野菜なので、ぜひ作ってみてくださいー
2.ねぎ
ねぎは病害虫に強い野菜なので、簡単に栽培できます。
ねぎは強い野菜なので、病気や虫の害はほとんど心配する必要がありません。
白い部分を増やすなら土寄せが必要。
土寄せのタイミングはねぎの成長を見ながら、成長点がかくれないように2〜3回に分けて土寄せします。
ねぎの種まき時期は、栽培方法によって変わります。
- 無肥料→9月種まき5月定植
- 肥料あり→3月種まき5月定植
無肥料のほうが時間かかります。
ねぎの栽培の流れを簡単に説明するとこんな感じ。
- 種まき
- 苗作り
- 植え替え
- 土寄せ←鍬(シャベル)
- 収穫←鍬(シャベル)と素手
- ※適時草取り
草取りと土寄せがしっかりできれば、失敗することはない野菜です。
夏野菜と一緒に植えることで病害虫対策になるコンパニオンプランツとしても使えます。
3.さつまいも
痩せ地でも育つ野菜なので、初心者向け
さつまいもは、痩せ地でも育つ野菜として有名です。
肥料をあげなくても育ちますので、野菜づくり初心者にはおすすめです。
管理も楽で、芽かきとか土寄せとかもせずに栽培できます。
植え付けは苗を購入して5月中にやりたいところ。
でも最悪6月中に植えられれば育てられます。
植え付け後枯れやすいので、そこだけは注意してください。
さつまいもの栽培の流れを簡単に説明するとこんな感じ。
- 苗の植え付け
- 収穫←素手(シャベル)
- ※適時草取り
植え付け後は、草管理のみで楽ちんですねー
4.里芋
草管理できれば、手間のかからない野菜。
プロの農家はマルチを使って栽培していますが、家庭菜園ならマルチも必要ないです。
植え付け時期は4月ごろです。
里芋の栽培の流れを簡単に説明するとこんな感じ。
- 植え付け
- 土寄せ←鍬(シャベル)
- 収穫←素手(シャベル)
- ※適時草取り
さつまいも並に手間が少なくすむ野菜ですね。
収穫は11月ごろに葉っぱが枯れ始めたら大丈夫です。
参考記事:里芋は「茎」なのか「根っこ」なのか?実は、〇〇だったのです!
5.かぼちゃ
個人的にうまくいかないイメージですが、2021年はできているので実は簡単なのかも。
ツルが広がるので、ある程度のスペースが必要な野菜。
自然栽培の場合は芽かきはしなくてもいいので、手間はかかりません。
受粉も自然受粉でOK!
かぼちゃの栽培の流れを簡単に説明するとこんな感じ。
- 種まきもしくは苗の植え付け
- 収穫←ハサミ
- ※適時草取り
貯蔵がきく野菜なので、重宝します。
6.菊芋
めっちゃ強い野菜で、放ったらかしで増えていきます!
マイナーな野菜ですが、生命力は強く、畑の隅に植えておくと勝手に育っていますw
植え付けは4月頃で12月ごろに収穫できます。
自家採種も可能。
菊芋の栽培の流れを簡単に説明するとこんな感じ。
- 植え付け
- 収穫←鍬)(シャベル)
- ※適時草取り
【超初心者におすすめ】道具なしで簡単にできる野菜6選(秋冬野菜編)│まとめ
以上が、超初心者におすすめする道具なしで簡単にできる野菜6選(秋冬野菜編)でした。
道具なしと書きましたが、最低限は鎌・鍬(シャベル)・ハサミを用意してください。
それ以外の道具はなくても大丈夫な野菜を紹介しています。
これから野菜づくりをはじめるよという初心者の方は、まずはこの6種類の野菜から育ててみてください。
この6種類を育てれば、ほとんど失敗することなく育てられるでしょう。
ぜひぜひ、野菜づくり楽しんで取り組んでみてくださいー
【はじめての家庭菜園】最低限必要な道具はコレ!おすすめを一覧にまとめ、使い方も解説