【生姜の植え方】家庭菜園はじめてでもわかりやすく解説

自然栽培で家庭菜園をやっている、ののの農園( @nononofarm) のかとうまさやです。

料理に欠かせない生姜。ないと困る生姜。年中スーパーにある生姜。冷蔵庫には常備しておきたい生姜。

そんな生姜ですが、草取りさえしっかりとできれば、無農薬・無化学肥料での栽培は可能です!

なので、家庭菜園初心者でもぜひぜひチャレンジして欲しい野菜のひとつ。

本記事では、家庭菜園初心者にもわかりやすく、写真付きで生姜の植え方を解説しています。

*今回の記事は、生姜の品種選びから植え付け方法について書いています。植え付け後の栽培については今後記事にしますのでお待ちください。

 

【生姜の植え方】家庭菜園はじめてでもわかりやすく解説

生姜栽培の大まかな流れとしては、

  • 植え付け→除草→土寄せ&除草→除草→収穫

ぐらいです。

余裕があれば、水やりと敷き藁してあげると、よりいいです!

うちの畑は、自然栽培(無農薬・無肥料)なので、畑に何かを入れることはしません。

そのため、有機肥料を入れるという手間もなく、除草だけしっかりとしていれば簡単に収穫できます^^

あと昨年は、自分で栽培した生姜を使ってジンジャエールづくりにもハマりましたので、こちらもぜひ作ってみてください。絶対にハマります!!!

手づくりが一番うまい!体にやさしい自家製ジンジャーシロップの作り方

生姜とは

ショウガ科の野菜、生薬。

熱帯アジアが原産地という説が有力だが、野生の生姜が発見されていないため厳密には不確定。

夏には葉生姜として収穫でき、秋頃に新生姜として収穫、最終的には1回目の霜が降りた後に全て収穫します。

注意
*生姜は寒さに弱いので、注意が必要です。
*生姜の長期保存はすごく難しいので、その都度使い切るか加工するのがいいと思います。

 生姜の品種 選び方

まずは、種生姜を買いましょう。

普段スーパーで生姜を買うときには、品種名は書いていないので、意識することもないかと思いますが、実は生姜にもたくさんの品種があります。

でも、どれがどういう特徴があるのかわからないと思いますので、説明します。

わかりやすく、代表的なものだけ紹介します。

大生姜

・近江生姜
大生姜と呼ばれたりもする。近江の国とは関係がなさそうですが、詳細は分からず。中国産とかタイ産など様々な産地の近江生姜を見かけるため、明確な定義はなさそう。

中生姜

・三州生姜
昔の日本で主流の品種といえば、三州生姜だったそうです。
辛味は、強めです。大生姜が主流になり、年々栽培面積が減少し、希少価値が高まっているようです。

小生姜

・金時生姜
日本独自の品種で希少価値の高い生姜。三州生姜と比べてもやや小ぶりで、香りと辛味がとても強いのが特徴です。 

・谷中生姜
東京の谷中が発祥と言われている生姜です。夏の盛りの食欲増進のために、江戸っ子の食卓に上がったそうです。通常の生姜と違い大きくなる前に、収穫して食べられています。辛味は少なく、みずみずしいのが特徴です。肉巻き、ディップなどそのままで食べられる品種です。
ちなみに、地方で作られた「葉生姜」を谷中生姜と呼ぶこともあるそうですが、谷中生姜という品種が大元です。

ちなみにぼくの場合は、以下のように違う品種を試しています。

2017年→いただき物の品種不明な生姜
2018年→三洲生姜
2019年→近江生姜

種生姜を探す

生姜の植える時期(関東基準)

生姜の植える時期としては、4月下旬~5月上旬です。

個人的には、4月中に植えた方がいいと思っています。

理由としては、5月に入ると夏野菜の種まきや定植がたくさんあり、忙しくなるので!

だから、その前の4月中に生姜を植えておくと、他の作業と重なることがなく、畑作業がスムーズに進みます。

あと、注意して欲しいのは今年は5月3日に生姜の種を買おうと思ってホームセンターに行きましたが、ほとんど在庫がなかったので、種生姜は早めに購入しておくことをオススメします。

生姜の植え方

生姜の植え方としては、次のような流れになります。

土作り

まずは、土作り。

自然栽培の場合は、肥料は入れません。

残渣などは取り除き、きれいにしておきましょう。

有機栽培の場合は、堆肥やぼかしを入れておきます。

生姜は保湿性に優れた土壌でよく育つのと、日陰でも育つので、畑の環境をよく観察して植え付け場所を決めます。

たとえば、畑に傾斜があるのなら水が溜まるま場所に植えるなど。

あと、里芋とのコンパニオンプランツもいいって本に書いてありました。

植え付け

生姜の植え方は、畑に深さ10〜15cmくらいの溝を掘り、そこに種生姜を植えて行きます。

耕運機を使って溝掘り
少し曲がった

1片の大きさは50g~100gが目安。100g以上の場合は割ります。

今回購入した近江生姜は大体50g~70gぐらいになっていましたので、ほとんど割らずに使いました。

近江生姜
50g〜100gだったら割らずに使う

生姜と生姜の間隔(株間)は30cm。

きっちりと計って植えるのもいいですが、ぼくはだいたい「片足+α」の間隔をあけて植えつけています。(ぼくの靴のサイズは26cm)

このやり方なら、種生姜を持ちながら、一歩一歩生姜の種を植えていけますので、時間もかからずに効率的に植え付けできます♪

他の方法としては、夏場に葉生姜として間引きしながら採る方法もあります。

その場合は株間15cmにします。

植え付ける向きは、特に気にしなくてOKです♪

種生姜植え付け

植え付け後は、足で溝に土をかけておしまいです。

土寄せすることを考えると、植え付け場所は少し凹ませるくらいがいいです

生姜の発芽までにオススメのワンポイントテクニック

あと、生姜は発芽まで時間がかかり、だいたい1ヶ月ほどでようやく芽が地上に出始めます!

そのため発芽までの間に雑草が結構伸びてきますので、植えつけ後2週間~3週間くらいを目安に、レイキや三角ホーなどで、さっと表面の土を動かしてあげると、雑草対策になりますので、オススメです。

賢い除草方法は芽が出る前にやる!です。

草の芽が出る前にやるのがポイント

 

家庭菜園・生姜の植え方│まとめ

5月に入ると夏野菜の植え付けなどで、忙しくなるため生姜を植えるのは、4月中に植えた方がいいです。

また、種生姜はいくつか品種がありますので、食べ方などでお好みの品種を選んでください!

大きくスライスして使うなら近江生姜、辛味が強いのが好みなら金時生姜、葉生姜のみで食べたいなら谷中生姜、昔ながらの日本の品種がいいなら三州生姜。

分からなければ、近江生姜か三州生姜を買えばいいと思います。

溝を掘り、1片50~70gくらいになるように割って、30cm間隔で植えます。

自然栽培の場合は、畑には何も入れないので、耕してあれば問題なしです。

発芽まで1ヶ月ほどかかりますので、2~3週間後に除草しておくとその先の除草が楽になります。

以上、生姜の植え方を解説しました。

参考になればうれしいです〜

【参考書籍】 

家庭菜園 最低限 必要な 道具【はじめての家庭菜園】最低限必要な道具はコレ!おすすめを一覧にまとめ、使い方も解説

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